Tamai-cho no ie

Description

玉井町の家

阪急豊中駅西側の閑静な住宅街に位置する。建築面積約40坪の木造2階建ての住宅で、片流れ屋根を持つ3つのボリュームで構成されており、前庭、中庭、奥庭の3つの要素を持った外部空間で各室が繋がれている。それら空間のレイアウトによって良好な通気性が担保され、また季節毎の様々な光の様を感じることによって、衛生的であり克つ情緒的な住まいづくりをめざした。

西側隣地にある集合住宅からの視線を遮るために、閉じた部分と開いた部分とを微妙に調整しながらプランを決定したことも重要な点であった。窓にはビル用サッシを採用し、開口部に僅かな抱きを意図的に造ることによって建築がより立体的に見えるよう工夫した。